2023/06/28 (水)
● 「土を喰らう十二ヶ月」を観た。作家のツトムは人里離れた長野の山荘で一人、暮らしている。山の実やきのこを採り、畑で育てた野菜を自ら料理し、季節の移ろいを感じながら、原稿をしたためている。時折、担当編集者で恋人の真知子が、東京から訪ねてくる。食いしん坊の真知子とふたり、旬のものを料理して一緒に食べるのは楽しく、格別な時間。歳の離れた恋人がいて、悠々自適な暮らしをするツトムだが、13年前に亡くした妻の遺骨を墓に納められずにいる。料理が肝の映画なのに、欲しいところでその絵をみせてこない感じが残念。奈良岡さん演じる義母さんのさんしょも 「月命日に供えて」と渡されたおはぎ(多分)も画面暗すぎてちっともそそってこない。黒いべちゃっとした何かにしかみえない。家の外の灯りつけて、電話も引いてるのに書き物する時ランプ1個ってどういうこと?鼻歌歌うと笑いがでる。節がジュリーなので。 作家の水上勉氏はハンサム。人と人は分かち合うことはできても分かりあうのは容易じゃないねって話。なんだったんだ義弟の嫁。