● 母の手仕事というドキュメントを観た。丁寧で手間いりの昭和の人が当たり前にやっていた作業の記録。
高野文子さんがワークショップやった「昭和のくらし博物館」での記録だった。
80歳を過ぎても、家族を想い手を動かし続けた専業主婦の鮮やかな家事の記録。「スズさん −昭和の家事と家族の物語」でも紹介され反響を呼んだ小泉スズさんの家事に特化した再編集版で、「この世界の片隅に」の参考にされたという細やかな手仕事が堪能できる。天災や戦争など苦難に見舞われつつ、明治、大正、昭和を家族を支え生きた小泉スズさんが、時代の変化で一変したかつての家事を再現し、様々な知恵や工夫に満ちた手仕事を披露する。