● 『Nadia with White』 写真家・沢渡朔の作品に どういうわけか惹かれる。
● 「nadia~森の人形館~」('73 カメラ毎日別冊 PRIVATE3)
刊末にナディアからの手紙を収録。
イタリア人のモデルが、拙い日本語で(縦書き! 漢字も! そしてイラストをまじえ)
カメラマンとの短い恋を振り返り、拗ねているところが可愛いくて切ない。
むしろ、この手紙があってこその写真集じゃないかしら。
彼女からの手紙は3枚に渡り、最後にこう〆くくってある。
---昔昔 美しい鳥がいました。その鳥の頭は美しい女だった。
その鳥が灰になって いつも自分の灰から 前よりも美しく生まれました。
その鳥の名前は ラテン語アラバフェニックスといいますが
私はHOPEという名前をつけたい そしてナディアはロシア語で希望という意味です---Nadia
● 沢渡朔氏は「少女アリス」も良いが 「60's(2)」には、フォアレディースシリーズ「恋に日曜日はないの」表紙の写真の続きが掲載されてて、それを発見した時はドキドキした。