● 手芸屋の奥さんから渡すものがたくさんあると電話をもらっていたので
いそいそ伺って 段ボールにいっぱいのボタンやレースや小物をいただく。
それは 高齢の手芸屋さんがいよいよ仕舞い支度をはじめてるってことで
複雑な気持ちを 愛想でごまかしながら一旦帰って
それからバタバタと気に入ってるチョコレートを買って お礼にむかう。
「またいらっしゃい またあげるの貯めておくから」「よいお年を!」といって帰るのを
ぶんぶんと女子みたいに手をふって見送ってくれて
こんなにも手をふるのかと驚いたり 益々寂しくセンチメンタルな暮れを過ごしてる。
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